mex

2023.09.17

 昨日から久米島に来ています。色々が起こったため、今日はホテルのフリースペース的な場所で宅建の勉強をしたり本を読んだりとのんびりしている。

 来週東京へ行った折に、東京都写真美術館で「風景論以後」って展示を観る予定なのですが、せっかくなので関連する写真映像評論を読んでおこうと思い、マストドンで教えてもらった 中平卓馬著「なぜ、植物図鑑なのか」を買いました。

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 内容が結構難しくて、途中で何度も最初から読み返したり、言葉の意味を調べたりして、今ようやく表題と同じ題の評論を読み終えたところです。ちな冒頭の数十ページです。

そもそもなぜ写真映像に興味をもっているのか、自分がBlenderで3DCG制作をやっていて、制作のヒントになればなぁと思って色々読んだり調べています。さらに3DCGをやっている理由を書くとアニメーションを作りたいとかドラマが欲しいとかVtuberをしたいとかではなく、イメージした世界を一人作業で作りたいっていうコントロールフリーク的な欲求にあります。

 急に「なぜ、植物図鑑か」を引用します。ここで書かれている「逆投影」が私自身の欲求とまんま合致しててうぉっとなったからです。

近代の芸術とは、要するに作家とよばれる個人に投影された世界の像、いやそうではなく反対に、作家があらかじめもつ、世界はこうであるという像の世界への逆投影であった

 さらに、中平自身が写真表現として実践していた「ブレ・ボケ」「モノクロ」「白昼を避ける」といった手法への自己批判的な言及と、それら人間中心文化を乗り越えるための実践として「植物図鑑」が語られています。

評論をまとめておこうと日記に書いたけど、なかなか理解が難しい。まだ冒頭しか読んでいないから当然だけど。そもそも読み終えられるのか?