mex

2023.10.06

 9月が終わっていた。今年ももう90日を切っています。やばいな。とりあえず15日の宅建試験を終えればいろいろやれるかな…と思ったりしますが。

まぁとにかく頑張っています。自分にしてはまあまあ本を読んだ気がする。

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 Kindle Unlimited で無料になっている。読みましょう。日本で行われている公的な人権侵害、入管法と外国人技能実習制度について被害者への取材を通して悲惨な現状、そしてなにが問題なのか、なぜなくならないのかを解説した本です。読後はかなり厳しい気持ちになりますね。今年、入管法の改正案(改悪案)が国会を通ってしまったのはかなり最悪だと思います。議員ってマジで何ができんだろう。

 
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 哲学者の中島義道が差別感情について書き記した本です。正直あんまりいい本ではなかったなと思っています。差別は人間が行うことではあるんですが、最小単位で語ることを重視するあまり、制度として行われている差別を軽視しているような記述が目立ちます。また、自己批判を促すために紹介されている「逆差別」のロジックも現在では差別者当人が差別行為を正当化するために用いられてるシーンが多い印象。この本は2009年出版(文庫は2015)で、SNSやヤフコメがまだ問題になっていない頃に書かれた本なので、差別が大手を振って横行するとは考えてなかったんでしょう。読んでいて面白かったのは誇り、自尊心、帰属意識、向上心といった自己に対する肯定的感情と差別感情の関係性についての記述です。けど、なんというか、あくまでも自己批判のための本なのでこの考えを自身以外に向けるのは欺瞞だと思う。なんのこっちゃって感じですね。あんまりいい本ではなかったと書きつつまぁ面白かったです。

 
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ようやく読み終わりました。中断して読んで中断して読んでを繰り返して2ヶ月くらいかかったのでは。恐怖のための技法、恐怖を探究しつづけた自伝、恐怖とは何かの考察、ごっちゃになっています。作者の恐怖に対する執着がむしろ怖かった。ネット怪談について書かれた2部は読むのがちょっとしんどかったです。正直、脚本の技法だけ知りたい人は1部と3部のちょっとを読めばいいと思う。映画好きな人ならもっと楽しめるんだと思います。

 

ほいじゃ最近聴いてる音楽も貼ります。

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アンビエントフォークの旗手。Grouperの最新作です。最新作と言っても2021年の作品なんで、いまさらって感じなんですが、自分は別に新譜を熱心に追うタイプではないので多々ある。以前はあんまりピンと来ていなかったんですが、なんか最近聴くとかなり良かったです。特に一曲目、耳が痛くないノイズの向こうでぼんやりと音が揺れ動くのが聴いていてわくわくします。

 
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Grouperの別名義らしいです。知らんかった。フォーキーさは減退しつつもドリーミーさが増している印象。スケールがデカい。もうスケールがデカいくらいしか書くことがない。デカすぎる。フィールドレコーディングの要素もありますね。

 
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Zimounなる謎のギタリスト。ギタリストというか、どうやらギターを弾いているわけでは?ない?のかな。

ほう…?という感じ。内容は爽やかなドローンです。他の作品も良かったのでおすすめ。

 
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Jason Moranとか久しぶりに聴いた。不思議なジャズ?レーベル、Red Hook Recordからのリリースです。いいですね。こういう音楽を形容する言葉あんまり見つからないんですが、電子音ミーツアコースティックジャズです。ECMのような深いリバーブが似合う即興演奏の後ろでいるようないないような…な電子音が鳴っています。

Red Hook Recordは電子音ミーツアコースティックジャズな作品をだしていてめっちゃ面白いです。こういうレーベル見つけると楽しいな。

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bandcampがなかったのでプレスリリースを貼ります。グループこんにちはってユニットです。自分はあんまり歌物を聴かないんですが、かなりかっこいいな〜と思って聴いています。特に一曲目が好きです。原曲はボカロ曲らしい。かっこいいな〜。

別の曲だけどMVも。DIYだ。