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 山下達郎もジャニーズも好きでも嫌いでもないし全然知らないんですが、性加害とその二次加害は嫌いなので以下の件について所感を残しておこうと思う。
 
まぁこんな感じのツイートが流れてきたので、ちゃんと反対意見を書きたくなったってだけですね。
以下のツイートが補足なのかな。スレッドとかでぶら下がってないから多分ですけど。じゃなかったらすいません。
 併せて読むと「エンターテイメント業界に横行する性的搾取は消費者一人一人が責任を自覚する必要がある。そうしないと解決しない」ってのが肝でそれには同意しますが、山下達郎を批判すべきではないってのは同意できませんでした。
 消費者の一人として、性加害へ加担してしまったかもしれないやましさに向き合うこと、山下達郎の二次加害を含む発言を批判することは両立します。というか、文中で言及されている第三者的立場で非難しているだけの人ってどなたなんでしょう。己のやましさへの向き合い方は人それぞれです。多くの人々は消費者の立場でしか関わることができませんが、声をあげることはできます。ジャニー喜多川にプロフェッショナルとして関わったミュージシャンに対し、被害者へ配慮した発言を求めるのも行動の一つだと思います。「やましさへの向き合い方」について正体不明のハードルを設けるのはよくない。
 最後に、上記のツイートとはあんまり関係ないんですが、少しだけ気になるのは著名人がやらかす時だけキャンセルカルチャー批判を持ち出す人たちなんですよね(著名人じゃなきゃキャンセルなんてされないよって人は、殴ります)。キャンセルカルチャー等々を容認するつもりはないですが。今回の件とキャンセルカルチャーをやめようなんて発信を「わざわざ」並べるのって、真っ当な批判を封じ込める方向に作用しているのではないかと思います。悪いことではないですが、まず山下達郎の二次加害をちゃんと批判するべきです。

久しぶりに小説を読んだらめっちゃ面白かった。
布団の中から蜂起せよ: アナーカ・フェミニズムのための断章 で紹介されていた小説。女性二人のバディもの。今まで読んできたミステリ/サスペンス作品の中でも圧倒的におもしろかったです。世界観や設定が結構ぶっ飛んでるんですが、細かいエピソードと構成が妙でまったく気にならない。一気に読んでしまった。これはマジで万人におすすめできる。
 
Nicola Rattiってアーティストが面白いです。今日ランニングしながら聴いてた。
最近、聴いてる音楽がだんだんアブストラクトになっている。自分もこういう曲を作りたいな、と思いつつ、なんで自分がこういう音楽を聴くようになったのか振り返ってもいいかもしれない。

 七夕ですね〜。特に何もやっていない。とりあえず近況でも書いておくと、最近はBlenderはあまり触ってなくて、宅建の勉強と音楽制作と運動を頑張っています。宅建はもう今年で受かってしまいたくて毎日頑張っている。
最近読んだ本はこれ。
かなり良かった。アナキズム、フェミニズムの外観を説明しつつ、作者の個人史に落とし込まれて退屈しない。
漫画なので読みやすい。刺激的な表現が多いので、1歩2歩下がって読むのがいいかもしれない。自分は以下の書評を読んだ上で読んだ。
まだ途中ですが、最近は批評の本も読んでいます。めっちゃむずい。
文中に登場する引用元の図書をどうにかして読んでみたいが、遠方の図書館にしかなく、取り寄せもできない…。
 
音楽はまぁ、Mike CooperとBill Orcuttばっかり聴いてますが、最近サンガツの「波」を改めて聴いたらかなりよかったです。
音楽作品また出してくれないかな。

 沖縄帰ってきてそろそろ二ヶ月が経ちます。早いもんで。
 

 朝起きてPCをイジイジしてたらJアラートが鳴って驚きました。北朝鮮がミサイルを発射したとのことでめちゃくちゃ怖い。怖いな〜。避難つってもどうしたらいいんだろう。沖縄は去年中国の空母が近くを通ったりでちょっと不穏な空気があります。
 

 先日の「近々3曲入りの作品をBandcampにアップするお!」みたいなことを日記に書いたと思うんですが、やめるかーとなりました。今年の初めごろにはできていた作品なんですが、時間の経過とともにあんまり好きじゃなくなったというか、聴けば聴くほどこれStorm&Stressのパクリやんけ…という気持ちが強くなり没に。まぁ気長にやります。
 最近はBill Orcuttをとにかく聴いている。フリーキーさ、ミニマルでフォーキーで…好きなものが全部詰まってる。新作も好きなんですが、Editions Megoから出てる作品も好き。
 Mike CooperもRoom40から新作を出しましたね。活動歴が長いし多作なのでこれ本当に新作か?過去作のリイシューじゃないか?と疑ってしまう。新作です。よかったね。コラボ相手ごとに雰囲気が違うので好き嫌いありそう。
 Room40ってMike Cooperのリリース以外は全部長尺なので高めのハードルがある。今は自由にできる時間がとにかく少ないのでいつかちゃんと聴きたいね。

 先日、沖縄に引っ越しました、去年くらいからちょいちょい家族を連れて一定期間を過ごしていたんですが、とうとう定住のため引っ越しました。ちょうど梅雨入りとぶちかぶってしまい、家がダンボールだらけなこともあってか湿気がやばすぎる。なんだこの島は。そしていま、この日記を東京行きの飛行機を待ちながら書いています。自分だけ仕事の都合で一日戻らなくてはいけなくったんですね〜。タイミング〜。
 あと引っ越し直前にBandcampのアーティストアカウントを開設しました。タイミング〜。ちょいちょい買ってくださる方がいらっしゃって嬉しいです。今のところ2曲公開していますが、近々3曲入りの作品をアップする予定です。
近況報告はこんな感じで、最近聴いたものでも紹介しますかね。
 
NYで活躍するサックス奏者(今作ではエレクトロニクスもやってます)、石当あゆみさんと、ギタリストのAron Namenwirth、自分が大好きなバンドStorm & Stressでドラムを叩いていたKevin Sheaのトリオです。自分は去年の11月にライブ映像を観てかっこいいなーと思ってたんですが(定期的にKevin Sheaのライブ映像を検索している)。リリースがあって嬉しいです。
Video preview
 Kevin Sheaの爆裂なドラムからカオティックなフリージャズを連想しますが、曲によっては民族音楽、物音系、ドローン、また音響派っぽいアプローチも垣間見えます。
また、こちらのトリオは現在来日中でツアーを行なっています。詳しくは石当あゆみさんのfacebookからどうぞ。自分はもう東京を離れてしまっているので観れませんが…。タイミング〜。
個人的には中村としまるさんとの共演が観たかったですね。誰か観てきてください。
 
せっかくだからStorm & Stressのライブ映像も貼っときますね。これ以外もあったら教えて欲しい。
Video preview

 先日ありましたね。Bandcamp Friday。なんか前回の記事も途中で終わった気がするんですが、今回いくつか買ったので紹介しようと思います。
 ネットレーベルtokinogakeから出たコンピレーションです。参加者はdischordサーバーに進捗をアップしながら制作したと書かれています。自分もdischordに参加しているのですが、気づいていなかったですね。個人的にはRyoji Ikeaが参加していたのがちょっと驚きました(正体不明の印象だったので…)。前の日記で紹介したfendoapも参加されてますね。
 一通り聴いてけっこう好きだったのは7トラック目、nnirror提供のventfloraです。以前にもtokinogakeからも作品をリリースしていましたね。これ買った。
 続く8トラック目も素晴らしいです。mesaelechteleって方の作なんですが。前作は見逃し(聴き逃し)ていました。ウィッシュリストには入ってるな。ちゃんと聴いてみようと思います。
 
 初めて買います。Music For Sleepさん…いったい何者なんだ….。
 かなりBotというか、youtubeで波の音とか流してそうな名前なんですが、ゆったりとした繰り返しはけっこう近いかもしれません、しかもだんだん緩むように遅くなっていきます。今聴きながら書いてるんですが、マジで眠くなってきました。アンビエント、ドローン、遅いミニマルミュージックが好きな方はおすすめです。
 Music For SleepはAndrea Porcuって方のプロジェクトらしい。出身はイタリア。イタリアって面白いミュージシャン多いな。Nicola Di Croceもイタリアだったような。
 
 で、Nicola Di Croceの過去作を買いました。
 これはかなり良い作品です。めちゃくちゃいい。本当に。マジで聴いてほしいです。もしフィールドレコーディングを聴いてみたいという方がいたらこの作品からまず聴いてみてほしいです。なんで二人しか買ってないんだ。もっと聴かれるべき作品だと思います。作曲と即興と自然音が高度に自然に混ざり合っていてマジで良い。すごいな。
 Nicola Di Croceの最新作と比較すると楽器の要素が多いです。アンビエントやドローンというよりも、Mike CooperのPlaying With Waterのようなワールドミュージックに近い趣がありますね。これも素晴らしい作品なので聴いてほしい。
 
もっと買ってるんですが、Music For Sleepのせいでマジで眠くなってきた…。続きはまた今度書きます(多分)
 

 先々週はBandcamp Fridayでした。ので買った音源です。今回は忘れないようにカレンダーに予約を入れました。
 fendoapさんの音源です。Pure Dataで作成されたアルバムらしいです。サウンドプログラミング言語って楽しそう。始めようかな。印象としてはアンビエント。連なる単音が気持ちいですね。もともとは展示会場用の音楽とのことなので、起伏もなくゆったりと聴けます。
 自分はfedoapさんの音源をいくつか購入にしていたんですが。改めて調べてみるとMax/MSPも使用しているみたいですね。作風としては粒だったフレーズからなる落ち着いた雰囲気のものが多いです。Mark Fellが好きな人におすすめ。
 
 Confront Recordings ってレーベルにハマって、三つほど音源を買いましたが、うち二つがMike Cooper参加作品だった。
 この作品はMark Wastellというチェロ奏者(今作ではパーカッションも担当)との共作です。Mike Cooperはラップスティールギター(こういうやつ)を弾いてます。音の減衰が始まるのが遅かったりして不思議な感じです。各エレクトロニクスによる増幅や反復の中でギターの弦がビビったりすると奏者の存在がチラと見えて面白い。
 
 こちらはギターデュオですね。どちらも楽器はスパニッシュギターと書いてあるんですが。何でしょうね。上で紹介した作品と比べると、冷たい雰囲気は少ないですが、擦過音だったり、叩きつけるようなハンマリングだったりと、アコースティックならではのフリーフォームな演奏が熱いです。共演者のDuck BakerはJohn ButcherやDerek Bailey、Johe Zornとも共演しているらしい。もうちょい掘りたいすね。
 
 ピアノトリオです。即興演奏ですね。プリペアドピアノにドラム、パーカッション、ダブルベースです。1曲目は本当にピアノいるんですか?ってくらい弦の音だけしてて面白い。1トラックは短いですが、通しで録音していそうな雰囲気がするので、アルバム通して聴くのもおすすめです。また、ピアニストのSteve Beresfordですが、前述のDuck Bakerとの共演してたりするみたいなんでちょっとこの辺も漁ってみようと思います。ベースのPierpaolo Martinoも即興演奏をメインに小規模のグループを結構やってそうですね。ドラマーのValentina Magalettiは…Vanishing Twinのドラマーでした。こういうのもやってるのか。
 
もっと買ったんですが、もうちょい聴き込みたいし疲れたんで終わりです。また書きますね。とにかく買ったものみせろやの人はbandcampのアカウント見ていただければ。

 変な時間に寝てしまったせいで起きてしまった。午前2時です。
もう一昨日かな。エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(エブエブ)を観ました。ファースト何ちゃらっていうので早朝に見たんですが、かなり目まぐるしくて寝起きの頭には刺激強すぎでしたね。まだ公開中なのでネタバレはしないんですが、BLEACHの千年血戦篇を思い出しました。多元宇宙的な物語をこれしか読んだことがないので…。
ネタバレ有りのレビューだとこの辺を読めばいいのかなと思います。
あとは名古屋在住の友人が東京にはるばる訪ねてきてくれたので、焼肉を食べたり、フグを食べたり、ロブスターロールを食べたりしました。美味しかったです。全然東京のこと知らなかったんだなぁと改めて思いました。5月初旬に沖縄へ引っ越すことが決まりこういう経験がもう難しくなると考えるとちょっと寂しい。全然執着してないけど。それに会社の親睦会に参加すれば東京までの交通費は支給されるので季節ごとに来れはするんですよね。
友人に「来る。」と「エスター」をお薦めされたのでアマプラで観るか。

ようやく3月が終わりますね。なんかスゲー長かった気がする。
最近は珍しくヘヴィな音楽を聴いています。マスコア(Mathcore)とかPost-Metalって呼ばれるようなジャンルが主です。
The Dilinger Escape Planです。残念ながら2017年に解散してしまったんですが、いやー本当にいい。以前聴いた時は3rdアルバムのIre Worksが好きだったんですが。いまはこの4thですね。一曲目がめちゃいいんですが、これはMVがありますので観ましょうか。といってもメンバーが演奏してる様子が映っているだけですが。
Video preview
メンバーはいま何やってるんでしょうね。ギターのBen WeinmanはMars VoltaやAlice In Chainsのメンバーと共にGiraffe Tongue Orchestraってバンドをやっているようです。カオティックというよりもプログレって感じでした。
 
Cave Inの1stです。続く2nd、3rdはモダンヘヴィネスやスペースロック的なアプローチに転換し、4thでまたカオティックハードコアを基調とした音楽性に戻るんですが(ファン離れが酷かったらしい)、正直この1stが一番好きです。音も厚くなりすぎずドライブ感を保ちながら、唐突なブレイク、テンポチェンジで曲が次々と展開していく様は緊張感があります。時折挟まれるしっとりしたパートは2nd、3rdへの伏線だったんでしょうね。
 あと、自分はあまり好きじゃないんですが、4th〜最新作はマスコア、メタルコアに叙情性やサイケデリック、スペースロックなアプローチをブレンドしていて実験精神あふれるバンドなんだなーと思いました。2022年の新作ですが、ヴォーカルはシャウトは控えめに伸びやかに歌いあげる曲が多いです。
2018年にベーシストが事故で亡くなってしまったり、古巣のレーベル、Hydra Headが閉鎖したりと不運が続いてるバンドですが、コンスタントに新作を出しているのはすごい。
 
Russian Circlesの2ndです。この作品からBotchやThese Arms Are Snakesで活動していたBrian Cookがベースで参加していますね。Russian CirclesはギタリストMike Sullivanのミニマルなリフがもたらす独特な酩酊感とロマンチックな展開が好きです。あと三人の演奏が調和していて素晴らしいです。足りなくもなく過剰でもなく、耳にスッと入ってくるのが不思議ですね。
 Mike Sullivanが以前に参加していたDakota/Dakotaはかなりマスロックなんですが、こちらもお薦めです。雰囲気全然違いますけどね。
去年出したは新作は正直好きじゃなかったです。Cave Inもそうなんですが、近年のKurt Ballou(Convergeのギタリスト)プロデュース作品は音が分厚すぎるように感じてあまり手が伸びないんですよね。まぁこういう感じで聴かなかった作品が数日〜数年後にドンとくる経験を今までに何度もしているので気にしていないです。

久しぶりに日記を書く。ほぼ一ヶ月ぶりですね。最近はお腹の調子が悪くなかなか厳しいです。
昨日話題になった記事について。
個人的にはウゲーという感じだったんですが、まぁこのウゲーをちゃんと残しておくのも大事かなと思ったので書いてみます。理解が間違ってるかもですが。
  • 「奨学金返済」が大きい負担になっている現状を認識しつつ、国家運営維持に利するとされる人々(この場合、出産育児する人々)に返済減免という公的支援を限定するのは倫理的によくない。分断も起こりそう。
  • そもそも文科省の予算を削減し続けて大学への運営交付金が減っているのが学費上昇に影響しているのでは…マッチポンプ感がすごい。
  • 子供の絶対数が増えるわけではないので結婚も出産を経ずに子育てしている家庭は対象外になりそう。この辺りは議事録が見つからないので不明。でもまぁ最近の自民党のムーブを見るとなぁ。
 
最近聴いてる音楽でも書くか。
これ視聴して即注文しました。音の質感が良すぎる。特に2曲目。
これはもう恐ろしい作品。音楽とは…。
Kassel Jaegerの新譜です。これも良い。

 なんか風邪を引いた気がします。最悪だ。

 1月27日、ゲルハルト・リヒター展を鑑賞するため、愛知県は豊田市にある豊田市美術館へ行きました。まぁまぁ悪天候で気温は低く湿度は高く、みぞれが降っていました。最寄りの豊田市駅から歩いて15分くらいだったんですが、マジで寒かったのでタクシーを使った。したらキャンペーンか何かをやってたらしく運ちゃんから豊田市美術館の200円割引券もらいました。やったね。まだやってるかは知りません。
こっからでかい写真が続きまして皆さんのパケットを奪います。よろしくお願いします。
写真だとあまりわからない。降っています。
写真だとあまりわからない。降っています。
 リヒター展は去年東京でも開催されていたんですが(国立近代美術館だったかな)、見事に行きそびれてしまい、まぁ仕方ないかーと図書館で借りた図録を眺めていたんですが、敬愛するVTuber、温泉マークさん(Twitter凍結解除されてよかったね)の配信で愛知県豊田市美術館でも催されることを知り訪れたってワケ。会期ギリギリでした。
 東京~名古屋の新幹線では予習を兼ねて去年買った美術手帖2022年7月号を少し読みました。
 今回の展示の目玉はかつてドイツにあったナチス主導の強制収容所、アウシュビッツ強制収容所があった場所の名を冠している、ビルケナウですが、人がそこそこいたので写真は撮っていません。まぁ図録を買ったので。皆さんも図録を買いましょう。そこそこの値段がします。
 自分が好きだった作品の写真を載せておきます。1990年代のアブストラクトペインティングと風景画が好きでした。
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三月(March,Marz) 1994年  油彩 キャンバス
三月(March,Marz) 1994年 油彩 キャンバス
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 最後の写真は「September」という題で2001年のアメリカ同時多発テロ事件、いわゆる「9.11」を題材にした作品です。展示で触れられているわけでもなくさらに前述の美術手帖や図録を眺めていても言及している箇所がなく、こうやって気にならなければ一生「September」って題の意味もわからないままだったんだなーと考えると、記録を残す/残そうとする行為はそれだけで何かを暗示しているのではないかとスピリチュアルに捉えてしまいます。
この作品については別でアートブックが出てるみたいです。元はイタリア語で日本語訳はなさそう。
 もっと写真撮ってるかなと思ったけど全然撮ってなかった。アブストラクトペインティングの写真載せて終わります。
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 名古屋に来ました。豊田市美術館のゲルハルト・リヒター展を観るのが目的です。10年来の友人と名古屋で会いたかったんですが、どうもうまく予定がいかず、いま一人でホテルに篭りこうやって日記を書いてる。まぁ明日の朝に美術館へ行って昼過ぎには東京へ戻るのでそんなに余裕もなかったんですが。ちょっと寂しいですね。
特に書くこともないので、最近買った音源でも載せます。
オーストラリアのDaisertっていうレーベルが出してるコンピです。どのアーティストもめちゃくちゃいいですね。ちょっとわかりにくいんですが、アーティスト名,トラック名 って表記になっています。個人的には3トラック目のkaho matsui目当てで買ったんですが、どれも素晴らしい。コンピを一貫する要素として、緩くアブストラクトな音響や自然音の向こうから浮きあがってくるコード感や普遍的なメロディがあり…なんというか、Aki Tsuyukoを聴いてる時とおんなじ感覚がありますね。
杉本拓さんの2作品です。自分如きが語ることあるのかという感じですね。沈黙、恐ろしい緊張感とすぐそこで渦を巻く風、走る気配、人の声、また気配。得てして音響系などと呼ばれてたりするアーティストですが、いったい何が響いていて自分は何を聴いているのか、もはやさっぱりわからなくなりました。とりあえず今年はこの正体の一端を掴めたらなと思います。

 もう20日なんですか。そろそろ2月になりますので本当に年月日が経つのが早くなった。2023年もすぐ終わるんだろうなって気がします。
 当ブログを作り直しました。もともとはトップページがあって、そこから長文、好きな書籍の文章を載せているページ、自己紹介だったりに遷移できたんですが、もう日記ぐらいしか更新してないし、長文もここに書いちゃうので日記だけ残して全部削除しました。完全に個人ブログです。改めてよろしくお願いします。自己紹介は残そうか迷ったんですが、だいたい友人知人かSNSでゆるくやり取りしてる人たちしか見てないのと、そもそもsoundcloudとbandcampのリンクしか載ってなかったのでばっさり消した。次はデザインを変えようかな。SEOを気にして重たくならないように簡素にしてたんですが、飽きてきちゃった。せっかくだからzero runtime CSS in JSとか使いま…せん。もっと面白いやつ使おう。
 先日bandcampで購入した音源たちです。
 前もちょっと載せてたと思うんですが、Mike Cooperのトリオ作です。Rome Acoustic String Quartet、略してRAST。トリプルミーニングらしいんですが、まぁ詳しくはbandcampの説明文とかここ読んでくれたらいいですね。後者では直近のライブ音源も一曲だけダウンロードでるみたいです。内容はギター、チェロ、コントラバスのトリオによる即興演奏なんですが、アコースティックならではの弦の軋みや擦過音、パーカッシブなアプローチといった楽器自体をモノとして鳴らした音と、プレイヤーが意図をもって響かせる自由なフレーズやコードが混在していていて、独特な雰囲気があります。ここ独特な雰囲気としか言えないのちょっとアレなんですが、自分としてはかなり新感覚なので文章に起こすのが難しい。というかなんでメンバー編成はトリオなのにQuartetなのだ。おかしいのだ。
 最近よく聴いてるDean Robertsさんです。歌に焦点をあわせつつ、Jackie-O MotherfuckerのようなフリーキーさやECM作品のような奥行きも感じさせます。Dean RobertsはTim Barnesも在籍したTower Recordingsなるフリークフォークなバンド(これもかなりいいです)でも活動していたようで、当作品も個人名義ではありますが、クレジットを眺めると結構な人たちが関わっています。Tim Barnesもアドバイザーとして載ってますね。まぁ自分はあんまりTim Barnesを聴きこんでないですが…。
 あと3つくらい買ったんですが、疲れたしちゃんと聴けてないのでここまで。また気が向いたら書きます。

 東京に戻ってきて黙々と仕事をしています。椅子と机があるっていいですね。仕事も麻雀も捗ります。生活が終わってくる。東京はとにかく寒くてげんなりしますね。仕事と麻雀ばかりやってないでそろそろ曲と映像制作にも取り組みたいなと思います。とくに誰かに頼まれたりとか締め切りとかがあったりするわけじゃないので、意識しないとすぐサボってしまいますね。
最近エフェクターを購入しました。Electro-Harmonix Attack Decayってやつです。
机の上が汚い
机の上が汚い
ATTACK DECAY | electro-harmonix -国内公式サイト-
Tape Reverse Simulator 価格:¥36,300- (税込み) 1980年頃の electro-harmonix Attack Decay はヴィンテージペダルの愛好家たちの間では、貴重なものとして珍重されています。オリジナルの Attack Decay は Tape Reverse Simulator と呼ばれており、ボリュームスウェル、テープの逆再生サウンド、人工的なショートスタッカートや弦楽器ようなエフェクトを生み出す事ができます。新しい Attack Decay はオリジナルを再解釈し、クールな機能はそのままに利便性と強化した現代的な機能を複数追加しました。 オリジナルのようにシングルボリューム・エンベロープを生み出すほか、ポリフォニックを ON にして演奏することでそれぞれの音に別々のボリューム・エンベロープを付加することもできます。内蔵のハーモニックファズは Gain、Tone、Volume コントロールを搭載したディストーションです。搭載したエフェクトループにより、ミュージシャンやサウンドデザイナーがリターンジャックにどんな信号を入力しようとも、ボリューム・エンベロープを配置することができます。エクスプレッション・ペダル/CV インプットと3つのプリセットにより、Attack Decay を完全にコントロールします。 ボリューム・エンベロープ : アタック/ディケイタイムを調整可能 モノラルモード : モノラルモード ポリフォニックモード : 入力した音それぞれに設定したエンベロープがかかります。
ATTACK DECAY | electro-harmonix -国内公式サイト-
適当に弾いただけで割といい感じになる。まだあんまり使いこなせてないけど楽しいですね。
 

 一年の振り返りをするのって楽しいですよね。あーあれやんなかったな〜とか、あれ頑張ったな〜とかだいたい前者がたくさんありますけど。2022年は子供が生まれたり引っ越したり、沖縄への移住準備で東京沖縄間を行ったり来たりした。あとなんだ。もう記憶がないな。
 ちなみに2022年の目標は体重70kgを切る、でしたが当然達成できませんでした。むしろちょっと太ったような気さえします。運動はランニングをメインにやってたんですが、やはり体重が重いとランニングするだけで色々消耗して終わりました。膝のトラブルが多かったです。それに痛みが引くまで運動できないので負の連鎖がすごい。Switchのフィットボクシングの新作が出てるはずなので今年はそれをやります。。
 ハイドロフォンaka防水コンタクトマイクaka防水ピエゾマイクの作成ですが、なかなかに苦労しています。1号は防水が甘くて海へ入れた瞬間ぶっ壊れました。
自作ハイドロフォン1号、R.I.P
自作ハイドロフォン1号、R.I.P
 2号(写真はなし)は防水こそ完璧だったんですが、型に採用した小物入れの缶が大きく、内部に大きな空洞ができてしまったせいで水に浮いてしまい、波の音などはまったく録れませんでした。ピエゾマイクは物体の振動を拾い、電気信号に変換するので、水中だとある程度の重さがないと圧力が逃げてしまって微弱な振動しか発生しないんですよね。あと塗装や防水処理のシリコンが厚すぎたのもあるかもしれません。固めちゃうとこれも振動しなくなってしまう。難しい。
 とりあえず明日には東京へ戻るので、一旦マイク作りはお預けです。思ったより大変ですが、やっぱり実際に手を動かして物体を作るのはかなり楽しい。手を抜いたりすると確実に仕上がりが汚くなったり失敗する。趣味でやってるってのも大きいとは思いますが、楽できないのは楽しい。

 年が明けましたね。あけましておめでとうございます。今回の年越しは久々に親族と過ごしていたんですが、だいたい20時ごろに息子が眠そうだったので寝かしつけたところ、一緒に寝入ってしまい、起きたら2023年でした。改めまして、あけましておめでとうございます。年々年越しに興味がなくなってますが、今年はついに紅白やらゆく年くる年やらを1秒も観ずでした。正月は何もやることないらしいので、家の掃除したり、マイク作ったりで過ごします。
 2023年一発目の良かった音楽はこれ。Shovel Dance Collectiveなるコレクティブです。9人組で、フォークを基調としつつフィールドレコーディングや即興演奏、クラシカルな要素が交錯するアンビエント感が気持ちいいです。