mex

2023.10.11

 4日後に宅建を控えています。大詰めです。ようやく終わる……。正直他のことをやれなくもなかったんですが。やはり頭に引っかかってしまい、集中して取り組むのが難しかったので、ストレス解消のためのウォーキング以外は全てやめていました。とにかく受かってスッキリしたい…。

 話を変えます。ジャック・クレイトン監督「回転」を観ました。宅建の勉強のために一旦全部やめてたってさっき書いてなかった?1961年のホラー映画です。いわゆるショッカーと呼ばれるようなシーンはほとんどない。亡くなったはずの従者が窓の外から覗き込んでくる描写くらいです。あとは荘厳な屋敷の中でなんか不気味って雰囲気がずっと続きます。幽霊も素直。ドアが勝手に閉まるとか、声が聞こえるとか、いないはずのところに人がいるとか、いると思ったらいないとか。それくらい。

 最後に主人公が男の子に憑いている幽霊の名前を叫ばせるんですが、悪魔が名前を知られると、知られた相手に対して服従しないといけないからっていうカトリック教会のエクソシスムに倣っているんでしょうね。劇中でこれを説明しないのがいい。説明しないことで、一連の幽霊騒ぎが主人公の妄想なのか、それとも本当に霊的現象なのか、霊的現象は起こっているが兄弟は憑かれていないのか(もしくは一方のみか)とか、観る側の態度を不確定なままにしておける。ほかにも示唆的な描写”だけ”があって楽しい映画です。