mex

2021.12.27

Brian EnoのNFTに関するインタビューを読んだ。なんというかBrian Enoのように考えるアーティストはかなり減ったように思う。NFTに限らず「アートをどうやって金にするか」について皆(多分プロフェッショナルでない人ほど)興味を持たなければいけなくなっていて、それは多分Enoがいうところのlittle capitalist assholes なんだろう。アートはもう個人の所有物になったので個人資産以上の価値は無くなってしまった。
「音楽は役に立たない。役に立たないから素晴らしい。役に立たないものが存在できない世界は恐ろしい。」とか坂本慎太郎はタワレコのポスターに書いていて、つまり音楽でメシ食っててカリスマとみなされている坂本慎太郎ですら自身の作品に対して商品価値以外のものを見出せていない状況にある。役に立たないものを作ったとみんな思いたくないからこういうことになるんだろうな。客観的な指標に頼らないと自身の音楽を信じられない。
SoundCloudで流れてきていい音楽だなーと思った。