mex

2022.09.01

 8月が終わりました。18~29までコロナ療養期間だったので夏の終わりを丸々飛ばして急に秋が来た気分。しかし、数日涼しかったくらいでまだまだ暑い。この文章を書きながらも背中と腹、鎖骨付近を汗が伝っています。まぁ脂肪燃焼剤を飲んでいるのもあるけど。

 久しぶりにドラムを叩いて録音し曲にした。ドラムの音、特にスネアの短い高音が気になってしまったのでまた録り直す予定です。話は変わるんですが、ここ2年ほど、曲を作ってSoundCloudにアップロードするのに躊躇いがありました。SoundCloud自体に何か不満があるわけではないんですが。今回の曲も一度アップロードしたのち思い直して消した。

 理由は二つあって、一つは自分の作りたいものが音楽単体では完結しない作品だと思うようになったから。コロナウイルスが流行り始めたくらいからBlenderを使った3DCGの映像制作に取り組んでいて、最近ようやく理解が追いつき始めていてスムーズに手を動かせるようになったんですが。去年の暮れくらいから音楽と映像を一緒に出したいと思うようになりました。映像作品への純粋な興味もありつつ、自分の音楽はコード感がなく曲が進行している感が薄いのを映像で補完したいのと、あと大衆へ向けた魅力がほとんどないので、作ったところで視覚情報でもないと誰も聴き続けられないだろうと思っています。

 もう一つはSoundCloudにアップロードしてSNSで共有するといくつかいいねがつくんですが、インスタントな満足感が得られてしまい、それが目的になってしまったから。2018~2019年くらいに頻繁に曲をアップロードしていた時期はモチベーションとして前述の満足感がありました。別に悪いことでもないんですが、元々根源が曖昧だった欲求がはっきりとしたものに変換されてしまうのに抵抗を覚え始めたのでやめることにしました。ぼんやりした理由ですが、SNSでお絵描きAIについて様々な感情が渦巻いているのを見ていても、創作行為ってやはり繊細な欲求なのだなと思います。