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昨年末くらいからtwitterを見なくなった。iPhoneからアプリを削除して、PCからもアクセスできないようにしている。これといった理由はないんですが、タイムラインを眺めているも時間がやたら経っていてちょっと嫌だったし、別に見なくても生活にあまり支障はないだろうと思っていたからです。結果としてライブ情報や音源のリリースなどを見逃したりしていますが、あまり気にしていません。情報収集方法が10年前くらいに戻った感じです。というか、最近は読書が捗っていてあんまり音楽を積極的に探していない。
いま読んでいるのはヴァルター・ベンヤミンのパサージュ論です。マジでよくわからないんですが。全然自分とは離れたところにある本を読みたくなって、わざわざ遠くの図書館から取り寄せてもらいました。パサージュってのは日本でいうアーケードみたいなもんらしいです。
あと建築知識の2021年6月号を買いました。なんとなく前から気になっていた雑誌だったんですが、妻から図書カードをもらったこともあって思い切って買いました。最新号もあったんですが、パッと見て面白そうなのを選んだ。映像研には手を出すな!からの引用もあって内容がほぼ理解できていない割には結構楽しんでいます。
暇なのでCloudflare workersを触りはじめた。何やったら面白いかなこれ。

仕事をする上で苦手な言葉の一つとして「知らんけど」がある。あれこれ言って結局放りだすような無責任な発言に思えて、こちらとしては「そうですか」くらいしか言えないからです。なんて返したらいいんすかね。
ただ、以下の記事によるとどうやら「知らんけど」は、無知の知を表明する自覚あり責任ありの言葉らしい。専門家じゃないのを承知の上で色々と話したっていいんじゃない?と思ったりはしますが、今は素人が開陳する場がありすぎるので、自戒としてこの態度は必要なのかもしれません。
それよりも衝撃だったのは記事中に貼られたツイート、関西人は真面目なことを話すとぶん殴られるため、「知らんけど」と締めることで茶化した感をだし、暴力を回避しているらしい。マジで嘘であって欲しい。関西怖すぎるだろ。田中泰延さんの書籍は結構面白そうだなと思いました。

中野信子さんの「人は、なぜ他人を許せないのか?」を読んでいた。読みやすいし出典元がちゃんと明記されている。科学的な論拠がわかりやすく淡々とかかれていて軽い読み物としてはとても面白いです。第4章のトレーニングはめんどくさくなってやめました
文中で紹介されていて気になった本。
若干日記書くの飽きてきてしまった。というか忙しくてあんまりやれてない。
昨年末の日記で気になっていた里親委託解除で揉めている件についてのクラウドファンディングが爆誕していた。里親制度を利用するしかなかった実親が、自閉症スペクトラム症の傾向がある子供を育てるのって困難がめちゃありそうだなとか、里親も告知が遅かったのではとかなんだかんだ思いますが、驚いたのは児童相談所の融通の利かなさというか、人の一生に関わるデリケートな仕事に従事しているとは思えない態度に圧倒されます。当該児童についてもそうですが、里親にもダメージ与えてどうするんだろう。

5lackと6lackの騒動がまだ続いていた。5lackの方がキャリア長いよで終わる話だと思っていたのだけど、どうやら文化の盗用だとかで批判されているらしい。アジアのヒップホップ文化なくなりますね。文化の盗用って言葉自体あまり好きではないけれど、文化の盗用を支配層が非支配層の文化を奪ってしまう事象と捉えると、今回の件に関してはアジアンヘイトの口実でしかない。ただ一方で自分たちの文化に誇りを持ち閉じコンを目指す姿勢は、なんでもかんでも(一見)オープンな現代に対する反抗のようにも見えて、この高潔さは必要なんじゃないかと思いました。憧れはしないけど。

気候危機とグローバル・グリーンニューディールって本を読み始めたが、日本語訳にしか存在しないっぽいまえがきを読み終わった時点で、若干のアジ感に早くもうんざりしています。Fridays For Future Japanって団体がそのまえがきを書いていて、こんだけ問題提起しといてやってることは学校ストライキかいとひねくれた見方をしてしまう。ではコカ・コーラ社員やバングラデシュの人々のために住友商事と喧嘩できるのかと問われると自分は絶対に無理なのですげーなと思う。
バングラデシュでの住友商事と国際協力機構(JICA)よる石炭火力発電所建設への批判を読んでいて、地域社会を奪ってシステム化する国家の実例だなと思った。くらしのアナキズムでは過去の実例が豊富に挙げられていたけれど、現代でも当然起こっている。

シアトルのガールズロックバンドらしい。去年から時折聴いていてとてもいい。なんというかだらついた疾走感がある。ギターポップはあんまり食指が動かなかったけど、だんだん聴くようになってきた。

くらしのアナキズムを読んだ。国家は役に立たないんだから隣人と共生して身の回りの問題を解決して行こーぜ。って話です。とても読みやすい。自分はパンクを通して初めてアナキズムに触れたせいか、政府を敵視するような攻撃性の高い政治哲学だと思っていてちょっと忌避してたんですが。この本では国家のシステムに依存することはで私たちの生活から失われたものや、日々の生活の中でアナキズムを実践することの重要性について論じており、地域社会での相互扶助や共生がキーワードになっていて、閉鎖的な田舎がイヤで東京に飛び出してきたオタクくんの顔面を殴りつける内容になっています。個人的にはコミュニティ内での多数決の危険性についてはかなり面白かったです。引用元の文献も読んでみようかな。
ブログのコンポーネントを整理しようと思います。ちょっとごちゃついてきた。あと本当にアクセシビリティとブラウザセキュリティの勉強をします。これは本当。
 

kindleのmacOSアプリはもう完全に終わっていてとにかく操作性が悪い。読み進めようとしてページをの左端(ないし右端)をクリックすると大体0.5~1秒くらいの遅延がある。書籍を選択するライブラリ一覧のスクロールだっていちいち固まる。固定レイアウトは死ぬ。AppleのBookアプリはほぼ遅延なく動作する。比べ物にならない。kindleのmacOSアプリを使う理由はamazonで漫画や小説、新書を電子書籍で購入するとkindleでしか読めないからです。技術書は絶対にkindleで買ってはいけない。epubかpdfでないと本当に後悔します。
できれば小説や漫画もepubで読むようにしたいが、だいたいの電書籍販売サイトはDRM実現のために内製リーダーアプリを使用してようやく読めるようになっていて、つまりサービスが終了すると読めなくなってしまう。それを考えるとこれからkindleより長く続くサービスはおそらくないだろうと諦めてkindleを選択するしかなくなる。いっそのこと書籍で購入した方がいいのかもしれない。

映画「ドライブ・マイ・カー」を観ました。最近、家で映画を観ないことに気づいてサブスクを解約したので、久しぶりに映画館、キネカ大森で鑑賞しました。去年の夏公開の作品だったと思うんですが。まだ上映していてよかったです。
観る直前に村上春樹原作だと知って村上作品にあんまり理解のない身としては若干不安がありましたが、とても楽しく観れました。もしかしたら映像の方が楽しめるのかも。そもそもこの映画を観ようと思い立ったのは石橋英子さんが劇中曲を担当しており、サウンドトラックがかなりよかったからなのだけれど、観終わった今ではSEというのか音響効果がとても印象に残っています。雪に覆われた田舎の風景に赤い車が一台、といったシーンで急にボリュームが下がり、かすかに聞こえる小さな物音が映画内の音なのか、それとも観客たちのみじろぎする音なのか一瞬わからなくなって感動しました。万引き家族を観た際になんとなく気づいていたのですが、自分は音響効果を伴う演出を映画に求めてるのかもしれない。
公式サイトのリンクを貼ろうとしたら証明書の期限切れで最悪の表示になるので予告映像だけおいときます。
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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。新年感あんまりないです。やっぱリモートだからか?人と全然あってないからかな。三が日は特に予定もないので映画でも観に行こうかと思います。あと部屋の掃除地味に終わっていない。風呂掃除、机の上。机の上とか一番初めに終わらせるところだろ。
元旦から手塚治虫の奇子を読んで凄まじい気分になっています。昔1巻だけ実家にあって続きが気になっていたから読めてよかった。戦後の敗戦した日本が舞台なんですが、どろどろの閉鎖的な村社会で起こった轢死事件と下山事件のつながりを隠すために一人の女の子の人生が狂わされ、そして彼女の魅力と彼女への罪悪感に関係者が狂っていくお話。読んでほしいですね。
2021年のまとめはあんまり書く気がしない。なんだか2020年からずっと続いている感覚がある。でもまぁ食品まつりのよさに気づけたのはよかったです。

大晦日です。全然年末感がない。
ラーニングピラミッドって根拠あるわけじゃないのか。知らなかった。久々にためになる記事を読んだ。
「単に動画を見るだけ」ではなく、「メモをとる」「反復練習をする」「実践する」「教える」といった「能動的な学び」が組み合わさることにより、効果が飛躍的に高まるということ
子育てに関する記事。こういうのって現代だともうあるあるなんだろうか。自分が親の立場になったとき適切な行動を取れる自信がない。続きがスゲー気になる。

年の瀬です。今年も無事昇給し去年の6月時点で目指していた年収に到達しました。一年半で年収かなり上がりました。よかったです。ライフイベントが発生すると趣味に進捗がほしくなりついついやり過ぎてしまう。ずっとblenderをいじっている。他にもやらないといけないことがあります。
あと今気づいたんですが、ページネーションがちょっとおかしいので直します。と思ったけどこれ直せないか。やっぱ日付ごとにページ作る必要があるので作った。
このニュースが気になる。里親制度って養子縁組とはちょっと違うんだな。
なんとなく気になってガイドラインを見ていたら一応こんな記述があったけど、続報が気になる。
里親に委託された児童について、家庭復帰、養子縁組若しくは社会的自立等に より里親委託が必要でなくなった場合又は里親委託を継続し難い事由が発生した 場合 都道府県知事は 児童相談所長の意見を聴いて 里親委託を解除すること この場合、児童福祉の観点から、慎重に審査の上で行うこと。

Brian EnoのNFTに関するインタビューを読んだ。なんというかBrian Enoのように考えるアーティストはかなり減ったように思う。NFTに限らず「アートをどうやって金にするか」について皆(多分プロフェッショナルでない人ほど)興味を持たなければいけなくなっていて、それは多分Enoがいうところのlittle capitalist assholes なんだろう。アートはもう個人の所有物になったので個人資産以上の価値は無くなってしまった。
「音楽は役に立たない。役に立たないから素晴らしい。役に立たないものが存在できない世界は恐ろしい。」とか坂本慎太郎はタワレコのポスターに書いていて、つまり音楽でメシ食っててカリスマとみなされている坂本慎太郎ですら自身の作品に対して商品価値以外のものを見出せていない状況にある。役に立たないものを作ったとみんな思いたくないからこういうことになるんだろうな。客観的な指標に頼らないと自身の音楽を信じられない。
SoundCloudで流れてきていい音楽だなーと思った。

クリスマスイブですね。最近音楽を聴いていない。そもそも作業中は音楽を聴かないようにしていて、Podcastだったりyoutubeだったりを垂れ流している。音楽を聴いてもいいのだけれど、人の声の方が集中できるとか、作業ストレスを軽減するために音楽を聴いてもつまらないとかいろいろ理由がある。そんなこんなで気づくとここ2週間はほとんど音楽を聴いていない。散歩でもして意識的に時間を作ろうと思います。

赤べこつくろうかな。
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サンガツの音の家を観てきた。
サンガツの試みは毎回おもしろいなーと思う。一昨年にライブを観た時は音色やビートに関してルールを設定して観客参加のワークショップのような舞台を作っていたけど、今回の催しは音が鳴る空間そのものをデザインしていてとても面白かったです。空間を利用する、というよりもそこで鳴るさまざまな音へ関心を持たせるようなアプローチだったように思えます。家鳴りの即興演奏みたいな。あんまり詳しく書くとネタバレになるので興味を持ったら行ってみてくださいと書いたけど、もう予約いっぱいらしいです。
久しぶりにアルバムも聴いてる。かっこいい。

友人の提案で内輪の輪読会をやり始めています。まだ1章を読んでいる段階。課題本はセキュア・バイ・デザイン。自分一人だと絶対に読み進められない本だから助かる。
最近仮想ドライバのBlackHoleを入れたらおかしくなっちゃったのでアンインストールした。CoreAudioの再起動が意外と便利かもなのでメモ。いちいちOSの再起動するの嫌。
sudo launchctl kickstart -kp system/com.apple.audio.coreaudiod

cssで線を引くのが難しくてそのたびに困っている。いい加減簡単な方法を知りたい。
面白そうなゲーム。
脱CRAをしている最中にCRAのv5.0.0がリリースされてしまった。
Cloud Nothingsの2ndを聴いている。Steven Albiniの録音でたしか10年前くらいに話題だったなとーと思ったらPitchforkのレビューで満点だったらしい。結構ポップで聴いてて楽しい。特に長尺の2曲目は疾走感がありつつ展開がドラマチック。なんでこれを楽しく聴けてポップパンクは無理なんだろうか。マシンガンケリーもあんまりだったし不思議。

今月後半はめっちゃ働こうと思ってこんな時間(朝5時)から働いています。朝の方が捗る。とか言ってたけどrubyのいろいろで大ハマりしています。ほんと嫌だわ。
久しぶりにMan or Astro-Man?を聴いています。バンド名めっちゃいいよな。
 
昨日、アート/空家 二人(NITO)に行ってきました。ちょうど今やってる展示の最終日だった。主催の方が作品の説明がてら軽く話しかけてきてくれました。展示のたびに足を運んでいますが、いつもはあんまりそういうことがないのでちょっと驚いた。最終日だからかもしれない。朗らかな方でした。
NITOで知った作家さんたちを載せておく。敬称略
坂本夏海
伊阪柊
内田涼
内田涼 works
2021.11.19〜【展示】蒲田の" アート/空家二人"にてグループ展 「NITO08」 に参加致します 2021.10.30〜【展示】 大阪のYOD Galleryにてグループ展『Re: examine』に参加致します 2021.10.30〜【展示】 沼津市庄司美術館「静岡県立沼津西高等学校芸術科 OB Exhibition」に参加致します 2021.10.20 【掲載情報】 『NEW SONG』 の表紙と裏表紙に作品を掲載していただきました 2021.9.17 【展示】蒲田の" アート/空家二人"にてグループ展 「NITO07」 に参加致しました 2021.6.25 【展示】蒲田の" アート/空家二人"にてグループ展 「NITO06」 に参加致しました 2021.6.7 【掲載情報】 Seen Scenes というプラットフォームにて対談記事を掲載していただきました。 2021.5.10 【掲載情報】 『POPEYE』6月号 のART WALLページに作品が掲載されています。 2021.4.29 【展示】蒲田の" アート/空家二人"にてグループ展 「NITO MICHIKUSA」 に参加致しました 2021.4.25 【展示】4月25日~ [ はるひ絵画トリエンナーレ]に参加致しました 2021.4.01 【受賞】 はるひ絵画トリエンナーレ で審査員賞(鷲田 めるろ選)を受賞致しました 2021.3.12 【展示】蒲田の" アート/空家二人"にてグループ展 「NITO05」 に参加致しました 2021.1.16 【展示】蒲田の" アート/空家二人"にてグループ展
内田涼 works

おもしろい。自分もベンチャーで働いていてやっぱり人の入れ替わりは多いと感じる。もし今自分が退職するとしたら、「自分が出したPRが全然レビューされない」とかになると思う。
 
書評家の豊崎由美さんが小説紹介TikTokerを批判して騒ぎになっている。ちょっと面白いのは誰も紹介動画のクオリティについてはあんまり触れてないところ。大森望さんが「あれ作るの難しいですよ」と触れたくらいで、出版業界への影響とか推す批評・斬る批評とか素人が好きでやってることをプロがあれこれ言うなとかで、みんな肝心のクオリティにはあんまり言及しないんですよね。多分、頭がいい人たちは若者が何をもって楽しんでいるのかあんまり興味ないんだと思う。老害とか言われちゃうし。
豊崎さんは単純につまんないからディスっただけじゃないかと個人的には考えています。つまんない流行り物ほど嫌なものはないですし文句をつぶやくのは自由ですし。著作「ニッポンの書評」でいわゆる推す批評オンリーの書評ブログへ肯定的な態度をとっているので、批判精神が足りないとかもあんまり気にしていないんじゃないですかね。以下、当該部分の引用です。
匿名の書評ブログを開設している方は、今後は愛情をもって紹介できる本のことだけをお書きになってはいかがでしょうか。わたしはそんな温かい筆致で丁寧に書かれたネット上の書評が後押しとなって、部数を伸ばした本をいくつも知っています。
結果的にプロが素人をいじめたという図式になり、豊崎さんはいろいろ言われているわけですが。新しいプラットフォームかつ若者に受け入れられているからオールOKではなく、懐疑的になる視点は必要だと思います。やられた方は辛そう。かわいそうですね。小説紹介TikTokerの方には頑張ってほしいです。そして豊崎由美さんにも頑張ってほしい。