mex

2022.09.08

最近聴いてる音楽を紹介します。自分が最新の音楽を聴いていないことを改めて自覚した。the 1975とかMåneskinとか全然聴いてない。

Jackie-O Motherfucker

 このグループを知って10年くらいになる、と思う。なんか強烈に聴きたくなる時期があります。Jackie-O Motherfuckerの内実って全く知らないのでパッとwikiを読んだら、アメリカのポートランドを中心に活動するTom Greenwoodを中心とした流動的なグループだそうです。渋さ知らズみたいな感じですね。10年前はフリーフォークの文脈でEspersとかDevendra Banhartと共に紹介されていたイメージですけど、フリーフォークって言葉自体がだいぶ廃れた印象があって、今紹介するならアヴァンロック、サイケデリック・フォーク、インプロビゼーション、フリーフォームとかその辺りの単語が登場するんじゃないでしょうか。まぁ何枚かアルバムを紹介しますので、自身でマッチする言葉を探しましょう。リリース枚数が多いので何枚目とかは知らないです。

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これが一番聴きやすい気がする。曲数も5~10分とJackie-O Motherfuckerとしては短尺だし、バリエーションに富んでいるので楽しめると思う。自分は4曲目のThe Cornerが一番好きです。

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自分が一番好きなアルバムがこれ、全体を通してサイケデリックな雰囲気があって、気怠げなヴォーカルもかなりいいです。Ragaが曲名に2トラックくらいついてるんですが、インド古典音楽を参照してるのかな?不明です。

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最近bandcampで買ったやつ、21分15秒の曲がぴったし2トラック入ってます。自分は1曲目が好き。2曲目はBallads of the Revolutionに収録されているThe Cornerっぽいんですが、同曲なのかは不明。歌詞ちゃんと聴いたらわかるかな。

Three Second Kiss

 3秒間のキスってロマンチックがすぎる。さすが色男の国、イタリアのバンドだけありますが、音像はノイズ、ジャンク、ポストハードコア、フリージャズなサウンドです。しゃがれ声のヴォーカルになんとなく可愛げがあります。初期の1枚はノイジーなポストハードコア感が強くて比較的ストレートな印象なんですが、2nd、3rdとリリースにつれ、ジャンク、フリージャズに接近していきます。実は最新作の4th(といっても10年前…)はまだちゃんと聴けてないですが、youtubeでちらとMV観た感じだと、ノイズ要素は減りバンドアンサンブルがより強調されている印象を受けました。音数も減り、ちょっとローファイっぽくなっているのかもしれません。U.S MapleのPurple on Timeに近いかも。

 残念ながら2022年現在、Three Second Kissのアルバムは各種サブスクサービスでは聴けません。1stアルバムのみBandcampにあり他のアルバムは数少ないCDやレコードを手に入れるしかありません。もしこの文章を読んで気になった方はお声がけください。CDをお貸しします。

 なぜこんなにも入手困難かというと2ndはSlowdime、3rd、4thはAfricantapeから出しているんですが、いずれもレーベルがなくなってしまったのが原因です。インディーレーベルはそもそも流通量が少ないので年数が経つと手に入りにくくなりますよね。1stはイタリアのレーベルImproved Sequenceが再発してくれたので2nd、3rd、4th、そして更なる新作も願いましょう。

自分のおすすめは2ndと3rdですが、4thもかなり良さそう。注文しているので到着が楽しみです。

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