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2024.02.09

 版元日誌ってのを見つけた。面白い

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 1月後半くらいからすこぶるヴァイブスが悪くて読書もDTMも捗ってないですね。ポケモンばかりやっています。やっているといっても、もともとゲームをやる習慣がないせいで1日30分くらいだけど。

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 いまニンテンドーオンラインストアで履歴調べたら、購入日は2023年2月20日だそうです。ほぼ1年かかってますね。

 

 前のBandcamp Fridayで買った音源の紹介です。小出しにしてますが、一曲一曲じっくり聴けていいですね。

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 TBAの2ndアルバム、直訳すると「ジョージアはスピリチュアルな東京のようなもの」。ジョージア州ってそうなんだ。2003年リリース。21年前。ミニマムなエレクトロニカです。Thomas Brinkmann主催のMax.Ernstというレーベルからリリースされています。現在はNatalie Beridze名義で活動しているようです、他にもTBA Empty、Nate Fisherと変遷がありますが、プロフィールあんまり知らないんですよね。

 1曲目の8bitライクなサウンドが可愛らしいですが、こういう曲はこれだけ。階段を降りていくような刹那的なフレーズの反復とスポークンワードっぽさもある平坦で煙たいボーカルがお互いを無視しつつ重なっています。Stereolabっぽいですかよりスカスカで軽い音像。とてもよい音楽です。もともと短編映画を制作していたらしく、最後の2曲は会話劇を聴いているようです。言葉がわからないのでなんにもわからないですけど。

 
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 イタリアはローマのフリーフォームなバンド、tellKujiraの1stアルバム。あんまり情報がないんですが、ヴィオラとチェロとギター二人のカルテット、ヴァイオリンのポジションがギターになった弦楽四重奏です。2020年結成。Area Sismica っていうカルチャーセンター?にプロデュースされているようです。

 1曲目Kujira、やっぱ鯨なんでしょうね。ヴィオラとチェロの持続音(ピチカートも交えつつ)を背景に二つのギターがメロディを奏でています。このアルバムの中では一番メロディアスですね。後半のディストーションもノイズの粒度が小さくて暖かみがありますね。他の曲も粒揃いなんですが、ギターアンビエント〜物音系ドローン〜ミニマル〜フリージャズを行き来するよう曲が多いですね。即興演奏やフリージャズのアプローチを採用したグループって曲にバリエーションを出すのは難しいんでしょうか。自分が素養ないだけっていうのもありますが……。しかし、3曲目のTomwaitsは素晴らしい。個々のプレイヤーの演奏技術が光っています。パーカッシヴ+物音系ドローン的な冒頭からインタープレイ、そしてドローンへ流れ込む構成なんですが、緊張感を最後まで持続させていて見事です。続く4曲目Interior sketchが似たような構成でちょっと中弛みするのが残念ですが。

tellKujiraのYoutubeチャンネルもありました。