mex

2024.04.11

 久しぶりの日記です。会社にお休みをもらって育児に専念しているんですが、毎日毎日息子を連れ出しているとなかなか時間が取れないですね。だいたい朝、息子の起床前と昼寝中に自由時間が取れるんですが、朝に活動しすぎてしまうとエネルギーが切れてしまい午前中しんどくなってしまうんですよね。朝がダメなら昼に…と思うんですが、息子の昼寝中に家事をやったりもするので油断していると何もできずに終わってしまいます。しかも最近は体力がついてきたのか、昼寝せずに遊び続ける日もあります。全然仕事より忙しい。以上が近況です。
 久しぶりにTwitterを開いたらSpotifyがトレンドに入っていました。ろくなことじゃないだろうなと思ったんですが、本当にろくなことではなかった。
 Spotifyは軍事企業への投資とかロイヤリティシステムとか色々あるんで、気分よく使えないならやめちゃってもいいと思います。音楽産業に関わる人をサポートしたいならグッズを買うなり、Bandcamp Fridayで音源買うなり、SNSで好きなアーティストについて投稿するなり、人と話すなり、一人で想いを育てるなり、とにかく自分が納得できる方法を選択できたらいいですね。
 話は少し変わりますが、今回の件でSpotifyとApple Music以外のストリーミングサービスを使ってみようと思い立ちDeezerに登録してみました。フランスの企業が運営しているサブスクリプションでの音楽ストリーミングサービスです。
 自分がApple Musicをメインで使っていて、良かったら乗り換えようかな〜と考えてみたんですが、ちょっと無理でした。DeezerはUIとしてはSpotifyに少し似ていて、曲やアルバム単位でお気に入りに追加できるんですが、追加できる数に上限があったんですよね…
 曲だと10,000、アルバムだと1,000……。デスクトップアプリだと多少増えるんですが、焼石に水でした。ぬーん。他のストリーミングサービスからの移行ツールもあって、乗り換えはスムーズにできそうだったんですが、移行が完了すると同時に前述の上限に達してしまい新しい曲をお気に入りに追加できなくなりました。ので乗り換えは断念。もし使うなら一から育てる感じになりそうです。それも楽しそう。
 他にはTidal かな。まだ日本ではサービス開始していないけどQobuzもあります。もっとあったら教えてください。
 
 最後に最近聴いてる音楽。Natalie Beridzeの昔の名義、 TBAの1stです。ミニマムなエレクトロニカでかっこいい。
TBAは以前日記で紹介しましたね。
2024.02.09
版元日誌ってのを見つけた。面白い版元日誌 | 版元ドットコム 1月後半くらいからすこぶるヴァイブスが悪くて読書もDTMも捗ってないですね。ポケモンばかりやっています。やっているといっても、もともとゲームをやる習慣がないせいで1日30分くらいだけど。IMG_3316.PNGIMG_3315.PNG いまニンテンドーオンラインストアで履歴調べたら、購入日は2023年2月20日だそうです。ほぼ1年かかってますね。 前のBandcamp Fridayで買った音源の紹介です。小出しにしてますが、一曲一曲じっくり聴けていいですね。Georgia Is Like Spiritual Tokyo, by TBA TBAの2ndアルバム、直訳すると「ジョージアはスピリチュアルな東京のようなもの」。ジョージア州ってそうなんだ。2003年リリース。21年前。ミニマムなエレクトロニカです。Thomas Brinkmann主催のMax.Ernstというレーベルからリリースされています。現在はNatalie Beridze名義で活動しているようです、他にもTBA Empty、Nate Fisherと変遷がありますが、プロフィールあんまり知らないんですよね。 1曲目の8bitライクなサウンドが可愛らしいですが、こういう曲はこれだけ。階段を降りていくような刹那的なフレーズの反復とスポークンワードっぽさもある平坦で煙たいボーカルがお互いを無視しつつ重なっています。Stereolabっぽいですかよりスカスカで軽い音像。とてもよい音楽です。もともと短編映画を制作していたらしく、最後の2曲は会話劇を聴いているようです。言葉がわからないのでなんにもわからないですけど。tellKujira, by tellKujira イタリアはローマのフリーフォームなバンド、tellKujiraの1stアルバム。あんまり情報がないんですが、ヴィオラとチェロとギター二人のカルテット、ヴァイオリンのポジションがギターになった弦楽四重奏です。2020年結成。,Area Sismica,a,https://www.areasismica.it/, っていうカルチャーセンター?にプロデュースされているようです。 1曲目Kujira、やっぱ鯨なんでしょうね。ヴィオラとチェロの持続音(ピチカートも交えつつ)を背景に二つのギターがメロディを奏でています。このアルバムの中では一番メロディアスですね。後半のディストーションもノイズの粒度が小さくて暖かみがありますね。他の曲も粒揃いなんですが、ギターアンビエント〜物音系ドローン〜ミニマル〜フリージャズを行き来するよう曲が多いですね。即興演奏やフリージャズのアプローチを採用したグループって曲にバリエーションを出すのは難しいんでしょうか。自分が素養ないだけっていうのもありますが……。しかし、3曲目のTomwaitsは素晴らしい。個々のプレイヤーの演奏技術が光っています。パーカッシヴ+物音系ドローン的な冒頭からインタープレイ、そしてドローンへ流れ込む構成なんですが、緊張感を最後まで持続させていて見事です。続く4曲目Interior sketchが似たような構成でちょっと中弛みするのが残念ですが。
2024.02.09